電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > KIV
屋内配線や盤内配線で使用される配線のひとつで、特に分電盤や制御盤の盤内配線に使用されることが多い絶縁電線である。IV電線よりも素線の撚数が非常に多く、より曲げやすいという特徴を持つ。
IVよりも柔らかく曲げやすいという特徴があるため、盤内で配線を張り巡らせる用途に適しており、盤内の電力線として広く用いられている。対して、電線管に収容して敷設することが基本となる施工で用いることはなく、そのような場合は単線または7本撚線であるIV電線を用いるのが基本となる。
IVは電線管内に収容してスイッチやコンセントの電力供給用に用いられている。IVとKIVの違いは素線数のみとなっており、電線管施工ではIV電線、盤内施工はKIV電線を用いると覚えて差し支えない。
被覆の性能についても同様、IVとKIVに明確な性能の違いはない。可とう性の違いが大きな特徴として区分されている。盤内配線としてKIS電線を用いる場合、被覆色は黄色とするのが標準である。
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