電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > アンナイト照明(光補償装置)
水銀灯やマルチハロゲンランプ、メタルハライドランプなど、点灯に長時間を要する放電灯に併設された白熱電球で、瞬時電圧低下や停電によって消灯してしまったHID系のランプが点灯するまでに、一時的に点灯させる補助照明。光補償装置とも呼ばれる。
LEDが普及したため、瞬時の点灯が可能となり、アンナイト照明の考え方を採用するケースはない。白熱電球はHIDランプの側面などセードの内側に収容されており、安定器と同様に結線して点灯するように構成されている。
HIDランプが安定点灯状態となった時点で、白熱電球側を消灯させるため、同時に2つのランプが全点灯することはない。高天井が床面を照射することになるため、白熱電球には出力の大きなハロゲンランプが用いられる。
保安灯として白熱電球を用いることの可能で、その場合は別途スイッチを設けて対応可能である。これは保安灯として使うものであり、建築基準法の非常用照明として使うことはできない。
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