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アイボルト

配電盤や分電盤の上部に取り付けるリング形状の金物であり、搬入時にクレーンフックやロープ、スリングを掛けるための鋼製金物のひとつ。配電盤や分電盤の上部に取り付けることが多く、搬入や搬出、移動の際にはアイボルトを活用して搬入作業が行われている。

盤製作時、上部にアイボルト取付用のネジ切りをしておき、アイボルトのボルト部分をねじ込むことで取り付けを行う。アイボルトは取り外しが可能であり、アイボルトが取り付けられていた部分は腐食防止のためキャップをしておくことが望ましい。取り外し時にキズが付いた場合は、タッチアップして置かなければ腐食が進行するため、適切な処置が望まれる。

アイボルトの強度は、配電盤や分電盤の荷重に十分耐えるサイズとしなければならない。変形や脱落によって、吊荷が落下するおそれがあり大変危険である。

アイボルトは搬入完了後に取り外してキャップするべきであるが、屋外盤ではアイボルト部分からの水浸入のおそれがあるため、盤本体に溶接し一体化されている。この場合、アイボルトの向きや大きさを統一し、かつ分電盤と同色に塗装すると見栄えが良い。屋外盤は風圧力を強く受ける事が多いため倒れ防止を行う必要があるが、盤の背面から振れ止め金物を固定することが多いが、アイボルトを活用して倒れ防止を図ることも一般的に行われている。

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