2号コネクタ
電線管を接続するボックスに対し、VE管を接続するために用いるコネクタのひとつ。本体はVE管に合わせて樹脂製となっており、アウトレットボックスに対して2号コネクタを差し込み、ロックナットで固定する。金属管を接続する場合と類似している。
2号コネクタとVE管の接続は、差し込んで接着による。1号コネクタはボックスに直接取り付けて接着しカップリングで受けて電線管を接続するが、2号コネクタはロックナット固定であり、現在は2号コネクタによる接続が主流である。主に露出配管工事で利用され、電線管路の機密性・堅牢性を確保する。
2号コネクタは、電線管の端末処理とボックスへの固定を同時に行うための継手(つぎて)である。電線管がボックスから抜けたり、接続部から異物が侵入したりすることを防ぐ機能を持ち、基本的な構造は以下の通り。
- 電線管挿入部:VE管を差し込む筒状の部分。樹脂管を差し込み、専用の接着剤で固定する
- ボックス接続部:ボックスやスイッチカバーのノックアウト(ケーブルを通すための穴)に挿入する部分
- ロックナット:ボックスの裏側から締め付けてコネクタを固定するナット。ボックスと電線管が強固に接続される
VE管のサイズにあわせて、16Φから82ΦまでJIS規格品が製造されており、100ΦといったJIS規格外の大口径品なども生産されている。未来工業、日動電工、伊藤電気製作所など多くのメーカーが販売しており、これらのメーカーの製品は、JIS規格(日本産業規格)や業界団体の規格に準拠しており、互換性がある。











