2号コネクタ
2号コネクタの概要と役割
2号コネクタは、硬質塩化ビニル電線管(VE管)を、アウトレットボックスやプルボックスに接続するために使用される、樹脂製のボックスコネクタである。
電線管路の端末処理とボックスへの固定を同時に行う継手であり、管路の気密性を確保し、接続部からの雨水や異物の侵入を防ぐ役割を持つ。主に露出配管工事において標準的に採用されており、未来工業や日動電工など多くのメーカーから、JIS規格(JIS C 8432)に準拠した製品が販売されている。
1号コネクタとの違いと主流化
VE管用コネクタには「1号」と「2号」が存在するが、2号コネクタが主流となっている。その違いは以下の通りである。
- 1号コネクタ:ボックスの外側に接着固定し、さらにカップリングを介して管を接続する構造。施工の手間が多く、現在はあまり使用されない。
- 2号コネクタ:ボックスのノックアウト穴に差し込み、内側からロックナットで締め付けて固定する構造。金属管用ボックスコネクタと同様の施工性があり、強固な固定が可能であるため、現在の標準工法となっている。
構造と施工手順
2号コネクタを用いた施工は、以下の手順で行われる。
ボックスのノックアウト(打ち抜き穴)にコネクタのネジ部分を挿入し、ボックス内側から付属のロックナットを締め付けて固定する。この際、振動による緩みを防止するため、プライヤー等で確実に締め付けを行う。
コネクタの受口(スリーブ)部分にVE管を差し込んで接続する。この接続は「接着接合」が原則である。
- 接着剤の塗布:塩ビ管用接着剤を、管の外面とコネクタの内面の両方に薄く均一に塗布する。
- 挿入:接着剤が乾かないうちに一気に奥まで差し込み、管が戻らないよう数十秒間保持する。接着不十分な場合、管の抜けや浸水の原因となるため、確実な処理が求められる。
サイズ展開と規格
VE管の標準サイズに合わせて、呼び径14(φ14)から82(φ82)までのJIS規格品がラインナップされている。また、プラント設備などで使用される呼び径100(φ100)などのJIS規格外の大口径品も、各メーカーにより製造・販売されており、幅広い施工現場に対応可能である。
電線管の設計技術については電線管の種類と規格を参照。












