テレビの種類と消費電力の違い

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テレビの電気代算出における条件設定

家庭用電気機器として、ほとんどの家庭に普及している「テレビ」について、従来はブラウン管を主構造としたテレビが広く普及していたが、現在は「液晶テレビ」が数多くの一般家庭において購入されている。

一時期はプラズマディスプレイ、プラズマテレビと呼ばれるテレビも普及していたが、消費電力が大きく、液晶テレビが普及しプラズマテレビはほとんど普及しなかった。

プラズマテレビは視野角が広く、応答速度が速いので球技の視聴に向くとされていたが、液晶テレビでもこれら機能が充実してきており、致命的な差はない。

ここでは、プラズマテレビと液晶テレビを中心に、機種や種類の違いにおける一般的な消費電力と、電気代の違いについて解説する。テレビは数多くのメーカーによって製品が開発・販売されているが、その特徴について大きな違いがない範囲で、調査した結果を解説する。

電気代算出の基本条件

電気代を算出する場合、住宅の契約メニューを指定しなければならない。東京電力を例にすると「従量電灯」「朝得プラン」「夜得プラン」「半日お得プラン」というように、生活スタイルによって多くの契約の選択肢がある。かつ、テレビの電気機器を使用する時間帯により、従量料金に大きな違いが生まれる。

ここでは、時間帯や曜日による割引を考慮せず、いつでも同じ電気料金が適用される「従量電灯B」の契約をしている家庭を対象に、電気代の計算を行う。

東京電力における従量電灯Bの料金体系

従量電灯Bは、基本料金と従量制による電気量料金に分けられる。基本料金と電力量料金の他「太陽光発電促進付加金(0.05円/kWh)」「再生可能エネルギー発電促進付加金(0.35円/kWh)」「電化厨房住宅割引(電力量×3%)」「口座振替割引(-53円)」がある。

従量電灯Bの契約では、電力を多く使用する需要家の電気代を高くし、あまり電力を使用しない需要家の電気代が低くなるような料金体系となる。

  • 最初の120kWhまで → 電力量単価18.89円【第1段階料金】
  • 120kWhを超え300kWhまで → 電力量単価25.19円【第2段階料金】
  • 上記超過 → 電力量単価29.10円【第3段階料金】

120kWhに及ばない電気料金とできれば、電力量料金を小さく抑えられる。東京電力による調査記録である「平成24年度 数表でみる東京電力」によれば、家庭1軒あたりの電力使用量は約280~300kWh、平均契約アンペアは35A程度と発表しており、消費電力は「300kWh」、契約アンペアは「40A」で設定されていれば、国内の需要家における平均であると考えられる。

テレビの消費電力・電気代

一人暮らしから大家族まで幅広く普及しているテレビであるが、従来はブラウン管を使用した製品が一般的である。現在では液晶テレビが広く普及している。一時期はプラズマテレビと液晶テレビが競い合うように販売されていたが、液晶テレビの高性能化と、プラズマテレビの消費電力の高さにより、液晶テレビの普及率が高いとされる。テレビの消費電力はほぼ一定で、時間や周辺温度に影響されることはない。

液晶テレビの消費電力・電気代

液晶テレビは、消費電力が従来のブラウン管テレビよりも小さく、かつプラズマテレビよりも大幅に省エネルギーという利点により。小型製品も数多く販売されており、価格も低く抑えられている。しかし、液晶テレビは画像の変化に対する応答速度が悪く、激しい動きを表現することが苦手とされている。純黒色の表現が難しいとされている。

現在では技術革新により、黒色の表現、応答性の高い製品開発が進んでおり、著しい性能の低さを感じることはない。

以下は、代表的な液晶テレビの定格動作時消費電力である。メーカーの製品により若干のばらつきはあるが、概ね下記のような消費電力の値を示す。小型の液晶テレビは消費電力が小さく、大型の液晶テレビは高い消費電力を必要とし、テレビの電源をオンとしている状態で常時消費する電力である。

  • 20型クラス 液晶テレビ → 約40~50W
  • 30型クラス 液晶テレビ → 約70~100W
  • 40型クラス 液晶テレビ → 約100~120W
  • 50型クラス 液晶テレビ → 約120~160W
  • 60型クラス 液晶テレビ → 約170~220W

30型クラス・消費電力80Wの液晶テレビを1時間運転した場合の電気代を試算する。電気代を24円/kwhとして計算すると、80W / 1000 × 24円/kwh × 1時間 = 1.92円 が、1時間あたりの電気代となる。24円で計算しているのは、平均的な一般家庭の1ヶ月あたり消費電力量を300kWhとした場合、第1段階~第3段階まで各々違う計算式が適用されるが、これを一律と見立てた場合、24円程度となることを利用している。

プラズマテレビの消費電力・電気代

プラズマテレビは、液晶テレビよりも色再現性・応答性が良いため、スポーツ観戦など動きの激しい映像の再生に向いているとされている。しかし、液晶テレビよりも消費電力が高く、発熱も高いという欠点がある。長時間同じ画面を表示すると、焼き付きのおそれがあるというのも欠点の一つとして挙げられる。

現在では液晶テレビの研究開発が進んでおり応答性が向上している。プラズマテレビの優位性が薄れているため、省エネルギーの観点からも、プラズマテレビを選択する機会は減少している。

以下、プラズマテレビの消費電力を示す。液晶テレビよりも3~4倍の消費電力が必要となるため、電気代は高くなる。

  • 40型クラス プラズマテレビ → 約300~350W
  • 50型クラス プラズマテレビ → 約400~500W
  • 60型クラス プラズマテレビ → 約450~600W

40型クラス・消費電力350Wのプラズマテレビを1時間運転した場合の電気代を試算する。電気代を24円/kwhとして計算すると、350W / 1000 × 24円/kwh × 1時間 = 8.4円 が、1時間あたりの電気代となる。

プラズマテレビは、明るさを重視した「ダイナミック」、通常設定の「スタンダード」というように、映し出す画像に合わせた画調設定があり、各々で消費電力が変化する。明るさを重視した設定では、消費電力が高くなるため、消費電力から電気代を計算する場合、運転モードの違いに注意が必要である。

ブラウン管テレビの消費電力・電気代

ブラウン管を利用したテレビを所持している家庭も少なくなり、ほとんどが液晶テレビに替わっている時代ではあるが、従来のブラウン管テレビの消費電力を下記に示す。

  • 10型クラス ブラウン管テレビ → 約30~80W
  • 20型クラス ブラウン管テレビ → 約100~120W
  • 30型クラス ブラウン管テレビ → 約150~180W

20型クラス・消費電力100Wのブラウン管テレビを1時間運転した場合の電気代を試算する。電気代を24円/kwhとして計算すると、100W / 1000 × 24円/kwh × 1時間 = 0.24円 が、1時間あたりの電気代となる。

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